【読書ログ】シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成 安宅和人著

読書ログ

近所の書店で、デザイン、タイトルが気になり手に取ったのがきっかけで購入。

結果、購入して大正解でした。

色々なデータに基づき日本の現状を説明した上で、未来の日本に対する著者の熱い想いが語られています。

この熱量に触れることで、自分も何かしたいという、熱量が伝搬してくる内容です。

内容としては、

まず、「1章」ではAI×データ時代という、テクノロジーによって産業構造や働き方、価値観が大きく変わっていく世の中について述べられています。

次の「2章」で、その中での日本の非常に厳しい現状を、データに基づいて教えられる。そこから、この先に何をすることで日本が再び力を取り戻し、世界を牽引できる立ち位置につけるようにするための対策案が提言されます。

そして、「3章」ではその対策をうっていくために、日本ではどのようなスキルが必要とされ、どのような人材を育てていく必要があるのかを考察する。

そこから「4章」で、人材育成のため、未来のための日本におけるリソース配分について、これからの若い人や未来へ日本はどのように投資していくか、この点が語られています。ここは著書の深い洞察と経験からの非常に現実的な対策案が提示されており、共感できる部分もありとても面白かったです。

最後の「5章」では、視点を日本ではなく世界、地球という視点で見た時に、「持続可能性」が重要な時代になってきており、地球規模の課題を解決していくことが、これからの人々には求めらているということを伝えています。

また著書自身は、都市集中型の代替案として、地方の自然豊かな限界集落を「風の谷」プロジェクトというプロジェクトを立ち上げ、未来の人たちにとって魅力的な場所となるよう、長期的(100年~200年)な活動のための立上げ(課題整理)をしており、その紹介がされています。

そして、「おわりに」で著者の好きな言葉である湯川秀樹氏の名言

「一日生きることは、一歩進むことでありたい」

に続けて

「さあ行動だ。」

で締められている。

しびれた。めっちゃカッコいい。

熱い、自分も何かしたい。そう感じられる素晴らしい本である。

さらに巻末にはNewsPicksパブリッシング編集社の言葉も書かれており、

「希望を灯そう」

これからの希望となるような内容の書籍を世の中に発信していくということをNewsPicksは使命としていると書かれており、これから、NewsPicksパブリッシングから発行される書籍はチェックしようと決めました。

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